落ち込んだ仕事帰りにドトールへ。48歳独身の私が少し元気を取り戻した話

生活

「はー疲れた」

仕事帰りに寄ったドトールで、席に着いて思わず言葉がもれた。

心底疲れたのと同時に、じわっと涙がにじんだ。

あと10日足らずで今の職場ともおさらばなのに、最後まで気が抜けない。

後任に仕事を引き継ぎしながら、相手の理解力の高さや記憶力の良さを自分と比べて落ち込んでしまった。

さらに、私の仕事が滞っていたことで、他の人たちが少し言い合いになる場面もあった。

「すみません。私の仕事が遅いばっかりに」

そう謝りながら、なんとも言えない虚しさを感じた。

もう辞めるのだから、どう思われてもいい。

そう思う反面、このままの気持ちで家に帰りたくなかった。

少しだけ一息つきたい。

そう思って立ち寄ったドトールで、いつものコーヒーを飲んだ。

温かいコーヒーを飲みながらぼんやりしているうちに、少しずつ気持ちが落ち着いてきた。

残りあと10日ほど。

今の私にできることは、持っている仕事をきちんと引き継ぐこと。

相手のことを考えながら引き継ぎをしている自分まで責める必要はない。

仕事の悩みがなくなったわけではないけれど、あの日のドトールで過ごした時間は、確かに私の心を少し軽くしてくれた。

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